撮影会モデルがコロナで困窮、副業のキャバクラも営業中止で絶体絶命
撮影会モデルがコロナで困窮、副業のキャバクラも営業中止で絶体絶命
小池都知事より、“接客を伴う飲食の場”で新型コロナウイルス感染を疑う事例が増えていることから「ナイトクラブやバーなどへの入店を控えて欲しい」と要請があった。“濃厚接触”を避けようという呼びかけだが、それに伴い、数多くのキャバクラやクラブ、飲食店などが休業または営業自粛せざるを得ない状況だ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、撮影会モデルにも及ぶ(写真はイメージです。以下同)
こうしたコロナウイルスの影響は、主に撮影会を収入源とするモデルやアイドルたちにも及んでおり、死活問題となっている。フリーモデルの飛鳥さん(24歳・仮名)は、「濃厚接触を避けろと言われても、私たちはどうすれば……」と困惑気味だ。月10回以上の撮影会に出演して生活費を稼いできたが、今後の見通しが立たない状態だという。
副業のキャバクラも休業に…
飛鳥さんは本業のモデル以外で「少しでも副収入を……」と考えたが、それもうまくはいかなかった。 「実は年末まで、たまにキャバクラのバイトをしていたんです。それで、日払いでお金が入るし、モメて辞めたわけじゃなかったから、こないだ店長に『週末とか働かせてくれない?』ってお願いしてみたんです。でも、いま在籍している子たちですら出勤調整。小池知事の会見を受けて、今後しばらく休業になるみたいです。 撮影会って、濃厚接触に該当するかどうか(※)はケースバイケースだと思うけど、水着になったりするからスタジオには窓が少なかったり、換気が不十分だったりする。みんな色んなところから来ているから不安ですよね。それに、お客さんからしたら“不要不急”の用事というか、完全に“娯楽”じゃないですか? だから、すごくわかるんです。わかるんですけど……」 飛鳥さんは言葉を詰まらせた。 (※)厚生労働省のホームページには、濃厚接触について以下のように記されている。 <①距離の近さと②時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で2メートル程度)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされています> そして、最後に今後の不安についてこう吐露する。 「コロナが今後どうなるのか全くわからないけど、これがいつまで続くんだろうって、不安で不安で仕方ない。このままの状態だと、私が完全無職になる日はそう遠くないな、と思ってしまいます。キャバクラ以外に短期でできるバイトを探しているけど……。実家も田舎で祖父母がいるから帰りにくい。今月は暮らせても来月以降どうなるかがわからないし、“撮影会モデル”という特殊な仕事に助成金がおりる気もしません。本当どうなっちゃうんだろう……」 現役グラドル兼ライターの筆者も数年前は、ライターとしての月収は1万円程度だった。グラビアの仕事はあったりなかったり、ほとんど撮影会と歌舞伎町のクラブの収入で生きていた。もしも、あの時代にコロナが流行っていたら、完全に身動きがとれなかったと思う。 現在もフリーランスであるため、会社員のように固定給が入るわけでもない。ロックダウンとなれば、それこそどう転ぶかわからずに毎日が憂鬱である。早くこの状態から脱せないものだろうか――。
コロナの影響で収入激減、撮影会モデルの窮状
撮影会には、「個人撮影会」と「セッション撮影会」がある。個人撮影会はモデル1人に対してお客さんが1人。セッション撮影会は複数のモデルが出演し、お客さんも複数。どのモデルも自由に撮影できる。 「私はどちらも出演しています。ギャラは個人撮影会を1日通しで開催して、枠の埋まり次第ですが、だいたい日給3万~8万円ぐらいですね。セッション撮影会は日給1万5000円~2万円って感じですね。月に最低2回は個人撮影会をして、セッションは多いと10回ぐらい出ていました」(飛鳥さん、以下同)
平均月収は20万~30万円。「好きなことをして稼げるし、それなりに安定していてよかった」と話すが、コロナの影響で雲行きがおかしくなり始めたのは2月半ば以降。 「いつも個人撮影会に来てくれていた人が、2月半ば以降は1回も来れなくなって。普段は1人で何枠も予約してくれていたんですが……TwitterのDM(ダイレクトメール)で『ゴメン。家族と同居しているから、なかなか行きづらくて』と告げられました。さすがに、『無理してでも来い!』とは言えないですよね……」 コロナの余波は個人撮影会だけでなく、セッション撮影会にも及んでいるという。 「個人撮影会の場合は、私と1対1で撮影できるけど、そのぶん値段が高い。だから、ガチのファンじゃないと、そもそも予約してくれないんです。一方で、セッション撮影会は色んな子を撮影できるし、お目当てがいなくても写真の練習として参加する人も多かった。でも、今は軒並み参加者が減っています」
撮影会のオファーが減り、収入は約半分近くに落ち込んだ。今後のスケジュールの見通しが全く立たないそうだ。 また、収入以外にも頭を悩ませているのが、撮影会の開催に対して苦言を呈するSNSの声だ。 「心が痛くなるリプ(返信)やDMも多いですよ……。『何でこんな状況で撮影会なんて出るんだ! 休めよ!』って。そりゃ休んだほうがいいのはわかってますが、撮影会で生きていたので……撮影会に出れなければ収入がないんです。わかってるんですよ。この状況じゃ、モデルだけじゃなくて撮影会の運営側もきっと苦しいじゃないですか」
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