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2025年都道府県別50歳時未婚率/男女とも東京がダントツ「渋谷区は女が男を上回る40%が生涯未婚」

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2025年都道府県別50歳時未婚率/男女とも東京がダントツ「渋谷区は女が男を上回る40%が生涯未婚」





2025年都道府県別50歳時未婚率/男女とも東京がダントツ「渋谷区は女が男を上回る40%が生涯未婚」


荒川和久


独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

10/24(土) 9:05


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(写真:イメージマート)

都道府県別生涯未婚率ランキング

2025年国勢調査による男女の生涯未婚率(50歳時未婚率)は、男29.9%、女19.6%となった。男女とも、1920年の統計以降過去最高である。


※生涯未婚率とは45-49歳と50-54歳の未婚率の平均によって求められる。2020年より採用された配偶関係不詳補完値を使用して計算したもの。


参照→2025年50歳時未婚率、男女ともに過去最高「男3人に1人、女5人に1人が生涯未婚」


これは全国値だが、都道府県別に見てみよう。


まず、男性。


続いて、女性。


男女とも東京が1位で、男33.1%、女24.9%に達する。東京の女性の未婚率は、男性最下位の滋賀の未婚率とほぼ同じである。


ちなみに、ランキング表から除外しているが、東京23区だけに限ると、男33.7%、女27.0%にもなる。


男女の分布の違い

男女共通して1位は東京だが、46位と47位のボトム2も男女共通だ。男は46位福井、47位滋賀、女は逆に46位滋賀、47位福井である。他に男女共通なのはトップ10に高知と青森、ボトム10で岐阜となっている。


男女それぞれの未婚率の全国平均値を上回っているところだけを赤くしたものが以下の図である。


男性は東日本に、女性は西日本に偏りがみられる。


図にするとわかりやすいが、全国平均値を超えているのは男女とも少数である。つまり、東京や大阪など大都市の未婚率の高さが全体の平均を押し上げているということになる。


首都圏の状況

さらに、首都圏だけに限って、男女のそれぞれの市区町村別に全国平均差を示したものが以下である。


男性が首都圏のほぼ全域で全国平均を上回っているのに対し、女性は東京23区に一極集中している。むしろ東京23区を除けば、首都圏の女性の生涯未婚率は全国平均を下回っている。


東京23区の状況

東京23区だけに限ると、生涯未婚率トップ5は以下のようになる。


男性トップ5


1位豊島区 2位中野区 3位新宿区 4位台東区 5位渋谷区


女性トップ5


1位渋谷区 2位新宿区 3位中野区 4位豊島区 5位台東区


男女とも順位の違いはあれど、トップ5の面々は共通である。男女に限らず、これらの区は50歳の未婚が住みやすい環境があるのだろうか。そもそもこれらの区は単身世帯用の賃貸物件数が多いのかもしれない。


女性1位の渋谷区の生涯未婚率は40%超であり、同区の男性の39%をも上回る。他に、区内男女比較で「男<女」となるのは、港区、中央区、目黒区、文京区で、うちもっとも男女差が大きいのは中央区である。


一方、ボトム3は以下の通り


男性ボトム3


21位世田谷区 22位港区 23位中央区


女性ボトム3


21位練馬区 22位葛飾区 23位江戸川区


こちらは男女で全く違う。未婚男性は港区、中央区など家賃の高い富裕層エリアには少なく、反対に、未婚女性は葛飾区、江戸川区など比較的家賃の安い下町エリアには少ないということになる。ここには、50歳になった未婚層の男女における所得あるいは資産の違いも反映しているだろう。


2022年就業構造基本調査で、東京23区だけを抽出した生涯未婚対象人口(45-54歳)の年収別未婚率(有業者のみ)を見ると、年収500万円を境にきれいに男女逆転する。年収500万未満の未婚率は男47%>女21%だが、年収500万超は男19%<女37%となる。


これがまさに「稼ぎが少ない男は結婚できないが、稼ぎのある女は結婚する必要性を感じなくなる」というものの表れでもある。


50歳時未婚率は「20年前の結果」

但し、この生涯未婚率だけでは現在の課題はわからない。


生涯未婚率(50歳時未婚率)とは、今後これ以上の年齢で初婚する可能性は統計上低いという基準の下、生涯を未婚で終える人の割合である。この値は近年増加の一途ををたどっており、それはそれとして把握しておく必要はあるが、50歳時未婚率は「20年前の傾向の結果」であり、これだけを見て、「日本人は結婚しなくなった」と論じるだけでは、ただの「20年遅れの感想」に過ぎない。


よって、少子化対策の観点からは、50歳になった人を見ていても遅い。


これから結婚し、子どもを産む世代が、初婚や出生年齢となる30歳を迎えるまでにどれだけ結婚できているのかを見る必要がある。


その意味では、30歳時未婚率(25-34歳の平均未婚率)の動向を見ることが必要である。


30歳時未婚率については次回の記事で取り上げたい。