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高市首相が安定政権の基盤築く 長期政権も視野、保守色の強い政策加速…維新内はや「不要論」警戒

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高市首相が安定政権の基盤築く 長期政権も視野、保守色の強い政策加速…維新内はや「不要論」警戒

2/8(日) 22:17配信


西日本新聞

 高市早苗首相の人気に命運を懸けた自民党は単独過半数(233議席)を上回る勢いだ。首相の党内求心力は高まり、安定政権への基盤を築く。2年後の参院選まで国政選挙の予定はない。政権は保守色の強い政策を加速させる。


■ 麻生太郎氏「まさか君の弔辞を私が」…葬儀での野田友視さんの遺影(参列者提供)


 勝敗ライン「与党で過半数」や、首相の“本音目標”だった常任委員長を独占する「与党で安定多数(243議席)」をクリア。「絶対に取り返す」(首相)と息巻いていた、野党が務める予算委員長などの重要ポストを取り返せる。委員数でも野党をしのぐ「絶対安定多数(261議席)」に届くと、与党は国会運営で圧倒的に有利になる。


裏金問題の元職続々「復活」


当確者の名前に花を付ける自民党総裁の高市首相=8日午後9時42分、東京・永田町の党本部(撮影・柿森英典)


 定数「3分の2」にまで議席が及べば、少数与党の参院で法案が否決されても、衆院で再可決できる。与野党で賛否が割れる法案でも「数の力」で押し切ることが可能だ。


 自民派閥の裏金問題を巡り、前回は公認や比例重複が認められずに落選した元職も続々と「復活」。党内で仲間の少ない首相にとっては「高市派」となり、足場が強くなる。


 国会も党内も固めた首相は、日本国国章損壊罪を新設する刑法改正案や、スパイ防止法制定、安全保障関連3文書改定など肝いり政策の実現にギアを上げる。


維新内はや「不要論」警戒

 連立相手の日本維新の会は存在感が低下し、力関係も変化しそうだ。政権の「アクセル役」を自負するが、昨年の臨時国会では、衆院議員定数削減法案での強引な手法に自民の不信感が募った。維新内ではや「不要論」を警戒する声が漏れる。


 参院の少数与党を打開するために、自民では麻生太郎副総裁を中心に国民民主党との連立を望む声が根強い。首相は「長期政権」も視野に、参政党も含めた野党の取り込みや連立拡大も模索する。


 政権のハードルは食料品の消費税ゼロの実現だ。財源の見通しはなく、市場の信頼を損なえば金融不安につながり政権を揺さぶる。緊張が続く日中関係も課題。安定政権として中国と向き合い、打開できるかが焦点だ。3月には日米首脳会談も控える。(岩谷瞬)


西日本新聞