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医学部の再受験は大変? 難易度や後悔しない大学選びのポイント

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医学部の再受験は大変? 難易度や後悔しない大学選びのポイント






医学部の再受験は大変? 難易度や後悔しない大学選びのポイント

10/25(日) 19:03配信


朝日新聞Thinkキャンパス


医学部の再受験は大変? 難易度や後悔しない大学選びのポイント

大学に入学した後、医学部を再受験する場合、疑問や受験への不安を感じる保護者は多いでしょう。この記事では、再受験の難易度や受験する大学の選び方、後悔しないための考え方、そして受験生の挑戦に対して親ができるサポートについて医学部受験者向けの塾の代表が詳しく解説します。


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1.医学部の再受験とは

医学部への進学を諦めて別の大学へ入学したものの、大学生活を送るなかで、改めて医学部を目指したいと考える人は少なからずいます。大学進学後に医学部を目指す際に押さえておきたいポイントを整理しましょう。


(1)大学進学や就職後に医学部を目指すことは可能

別の大学・学部へ進学したあとでも、出願資格を満たしていれば再受験で医学部を目指せます。多くの医学部は、再受験をするのに年齢の制限を設けていないため、すでに他の大学に入学をしている人でも、医学部に進学することは可能です。


また、一度大学を卒業してから医学部を受験する方法もあります。


(2)主な再受験ルートは「一般選抜」と「学士編入」

大学進学後に医学部を目指す主な方法には、一般選抜と学士編入があります。


一般選抜は、原則として年齢や学歴の制限がなく、現役生や浪人生などと同じ選考を受けます。現在の大学に在籍したまま別の大学を受験する、いわゆる「仮面浪人」で医学部を目指すことも可能です。大学卒業見込みや学位授与歴のある人は、志望大学の要件を満たすことで、学士編入制度も利用できます。


例えば島根大学医学部医学科の2年次編入では、大学を卒業した人や卒業見込みの人などを対象としており、出願締め切り日からさかのぼって2年以内に受験したTOEIC L&Rで600点以上のスコアが必要です(参照:令和9年度学生募集要項 医学部医学科学士入学〈2年次編入学・3年次編入学〉|島根大学)。


このほか、獨協医科大学では適性試験や小論文、プレゼンテーションなどにより合格者を決める総合型選抜があります。27年度の入試要項によると、27年4月1日現在で25歳以下の受験者が対象で、定員は3人です。(参照:総合型選抜 | 獨協医科大学)。また、地域医療を担う医師の確保などを目的とした「地域枠制度」を設けている大学もあります(参照:令和7年度大学医学部における地域枠等の導入状況|文部科学省)。


このように出願資格や試験内容は、受験する大学によって条件が異なります。志望大学の募集要項を確認したうえで、自分に合った受験方法を検討することが求められます。



2.医学部の再受験の難易度はどのくらい?

医学部再受験者のみを対象とした全国共通の合格率は公表されていません。また、大学生活と受験勉強を両立する場合には、現役生や浪人生とは異なる課題があります。


(1)医学部再受験者だけの合格率は公表されていない

医学部を再受験した人のみの合格率に関するデータは、公表されていません。「再受験者」という区分で集計されているデータはないため、「全大学の医学部再受験の合格率は〇%」と、合格の可能性を断言することはできません。


ただし、各大学ごとに、一般選抜や編入学の志願者数・入学者数などは公開されています(参照:令和7年度 医学部医学科入学状況|文部科学省)。また、入学者の男女別の合格率を集計したデータも公表されています(令和7年度医学部〈医学科〉の⼊学者選抜における男⼥別合格率について|文部科学省)。


(2)現役生や浪人生とは異なる難しさがある

大学在学中の再受験では、現在の大学生活と医学部受験の勉強をどのように両立するかが課題になります。


通っている大学の授業や試験に取り組みながら医学部受験を目指す場合は、受験一本に絞る場合に比べて十分な学習時間を確保できない可能性があります。高校卒業から時間が経っていれば、忘れている分野を学び直す時間も必要です。


加えて、医学部の面接試験では、医学部を再受験する理由も問われます。「一度別の大学へ進学したうえで、なぜ医師を目指すのか」を事前に整理しておくことがポイントになります。


3.医学部を再受験する前に押さえておくべき3つのポイント

医学部は、大学によって学費や受験科目、配点などが異なります。再受験では、現在の学力や受験までに確保できる期間、家庭で準備できる費用などを整理し、本人に合った大学を検討することが大切です。


(1)国公立・私立の違いを比較する

国公立大学と私立大学では、受験方法や必要な教科が異なります。


国立大学の医学部を受ける場合は、一般選抜で大学入学共通テストと大学ごとの個別試験を受けるのが基本です。幅広い教科・科目への対策が必要になるため、現在の大学に通いながら再受験する場合は、必要な学習時間を確保できるか確認します。


一方、私立大学の一般選抜は、大学ごとの個別試験が中心です。国立大学と比べて受験に必要な教科・科目を絞りやすく、試験日程が重ならなければ複数の大学を併願することも可能です。


(2)各大学の年齢別の入試結果を確認する

大学が公表している年齢別の入試結果をもとに、志望大学を検討するのも方法の一つです。受験者本人と近い年齢の合格者がいるかを確認することは、受験大学を絞り込む際の判断材料になります。


例えば、神戸大学・信州大学・山梨大学では、医学部医学科の年齢別の入試結果を公表しています。


​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ただし、年齢別データから合格者が再受験者だったのかまではわかりません。合格者には浪人生が含まれている可能性もあります。


また、年齢の高い合格者がいるというだけで、その大学が「再受験に寛容」とは判断できません。年齢別の入試結果は、あくまで志望校を検討する材料の一つとして活用しましょう。


(3)各大学の入試傾向を確認する

各大学の受験科目の配点や選抜方法なども大切な受験の情報になります。同じ医学部でも、大学によって試験内容は異なり、配点の割合によって、受験生の得意を生かせる大学かは変わります。


現在の大学に通いながら再受験する場合は、限られた時間でどの科目を対策する必要があるかも検討しましょう。模試や過去問の結果を参考に、各大学の入試科目・配点を照らし合わせ、本人の得意分野を生かせるか、苦手分野を受験までに補えるかを考えます。


大切なのは、本人の学力の現在地を知ることです。入試内容との相性を確認しながら、受験校を決めましょう。






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5.「医学部を再受験したい」と言われたときに保護者が心がけたいこと

保護者は、最初から賛成・反対を決めるのではなく、本人の考えを聞いたうえで、学力や費用を確認しながら親子で進路を検討しましょう。


(1)受験する本人の意見に耳を傾ける

受験者自身に、「なぜもう一度大学受験をして医学部を目指したいのか」を聞きましょう。高校時代から医師になりたい気持ちが残っていたのか、現在の大学で学ぶなかで改めて医師を目指したいと思ったのかなど、医学部を目指す理由はさまざまです。


あわせて、志望大学や現在の大学について、再受験にどの程度の期間をかけるのかも確認します。このとき保護者は感情的に反対するのではなく、不安に感じている気持ちを具体的に伝えます。周囲からの見られ方で判断するのではなく、本人がなぜ医学部を目指すのかを確認し、実現させる方法を一緒に考えましょう。


(2)最新の受験情報を親子で確認する

志望大学の公式ホームページや受験資料などから、出願資格、必要な科目、配点、試験日程、面接・小論文の有無など、最新の受験情報を確認します。


高校時代に調べた大学であっても、入試科目や配点、募集人数などが変更されている場合があります。過去の情報は参考程度にし、受験年度に大学から出される公式情報を押さえておきましょう。


なお、現在の大学に在籍したまま受験する場合は、大学の授業や定期試験と受験日程が重ならないかも調べましょう。特に国家資格の取得を目指す学部に在籍している場合は、学年により国家試験受験要件の授業が変更になる可能性もあるため、大学の教務に確認することをおすすめします。


(3)親が支援できる範囲を明確にする

再受験にあたって、保護者がどこまで支援できるのかを明確に伝えましょう。予備校代は何年間支援できるか、受験費用はどこまで保護者が負担するのか、医学部へ進学した場合の学費や生活費の支払いなどを話し合います。


ただし、受験費用を捻出するために受験生のアルバイト時間を増やし、必要な勉強時間を確保できなくなってしまっては本末転倒です。本人の学習時間と家庭の経済状況の両方を考えて決めることが大切です。


6.医学部の再受験は本人の意思をふまえて話を進めよう

医学部の再受験は、一度別の大学へ進学したあとでも選択できます。受験科目や入試結果だけでなく、医学部入学後の6年間の学びや費用、医師として働き始めるまでの流れも確認したうえで検討しましょう。


受験生本人に医学部の再受験を希望する理由を聞いたうえで、必要な費用や挑戦する期間、不合格だった場合の進路までを親子で話し合うことが重要です。保護者は受験生の意思を尊重しながら、受験や進学に必要な情報を整理し、家庭で支援できる範囲を明確にしましょう。


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