items123のブログ

気になるニュースを取り上げます

退職したら妻と旅行三昧」のはずが…〈60歳元会社員〉定年翌月、妻に旅行を断られて気づいた〈夫婦のすれ違い〉

Items123

退職したら妻と旅行三昧」のはずが…〈60歳元会社員〉定年翌月、妻に旅行を断られて気づいた〈夫婦のすれ違い〉





退職したら妻と旅行三昧」のはずが…〈60歳元会社員〉定年翌月、妻に旅行を断られて気づいた〈夫婦のすれ違い〉

10/25(日) 10:00配信



4

コメント4件



THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)


(※写真はイメージです/PIXTA)(ゴールドオンライン)

定年退職後は、仕事に追われていた日々から解放され、夫婦で旅行や趣味を楽しみたいと考える人もいるでしょう。しかし長年別々の生活リズムで過ごしてきた夫婦が、退職を機に同じ時間を共有するようになると、思わぬすれ違いが生じることもあります。これからの暮らしについて、夫婦でどこまで話し合えているかが問われる場面もあるようです。 ※本記事に掲載している事例は、プライバシー保護および情報の一般化のため、実際の相談事例をベースに一部の数値や設定を変更・再構成したモデルケースです。


年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額


「これからは好きなだけ旅行できる」定年を楽しみにしていた夫

「退職したら、妻と旅行三昧の生活を送るつもりだったんです」


そう話すのは、60歳の元会社員・哲也さん(仮名)です。


哲也さんは長年会社員として働き、先月、定年退職を迎えました。会社からは再雇用の案内もありましたが、退職金や預貯金を合わせて約4,500万円の金融資産があり、当面は働かずに過ごすことを選んだといいます。


現在は58歳の妻・真理子さん(仮名)と、住宅ローンを完済した一戸建てで暮らしています。


「ずっと仕事が忙しくて、妻には寂しい思いをさせてきました。だから退職したら、今までできなかったことを一緒に楽しもうと思っていたんです」


哲也さんが特に楽しみにしていたのは旅行でした。


現役時代はまとまった休みを取りにくく、夫婦で出かけるのは年に1回程度。退職後は平日の空いている時期を選んで、国内各地を巡るつもりだったそうです。


退職前から旅行雑誌を買い集め、行きたい場所をノートに書き出していました。


「北海道に行って、その次は九州かな。海外にも行きたいね」


そんな話をすると、真理子さんも「いいわね」と答えてくれていたため、夫婦で同じ将来を思い描いていると信じていました。


ところが、退職して1ヵ月ほどたった頃、哲也さんは思いがけない言葉を聞くことになります。


「来月、1週間くらい旅行に行かないか。温泉を巡るのもいいと思うんだけど」


哲也さんがそう誘うと、真理子さんは困ったような表情を浮かべました。


「来月はちょっと無理かな。予定があるの」


「じゃあ、再来月は?」


「そんなに続けて旅行に行くつもりはないわよ」


哲也さんは驚きました。


「仕事も辞めたんだし、これからは時間があるだろう?」


すると真理子さんは、少し考えてからこう答えたそうです。


「時間があるのは、あなたでしょう?」


その言葉に、哲也さんは返す言葉を失いました。




「私には私の生活がある」妻が伝えた退職後の希望

真理子さんは現在、週3日、近所の事務所でパート勤務をしています。仕事のない日は陶芸教室に通ったり、友人と出かけたりと、自分なりの生活を楽しんでいました。


「あなたが働いている間に、私にも生活のリズムができたの。仕事もすぐに辞めるつもりはないし、友達との約束だってあるわ」


哲也さんは、妻が仕事を続けたいと考えていることを初めて知りました。


「パートなんだから、旅行に合わせて休めばいいと思っていたんです。でも、妻にとっては大切な仕事だったんですよね」


真理子さんも、夫との旅行が嫌なわけではありません。


「年に何回か一緒に旅行するのは楽しみよ。でも、毎月のように出かける生活は考えていなかったの」


哲也さんが退職後の予定を立てていた一方で、真理子さんは今の暮らしを続けながら、ときどき夫婦で出かけられれば十分だと思っていたのです。


国立社会保障・人口問題研究所『第6回全国家庭動向調査』によると、妻が60〜69歳の夫婦で、夫婦一緒に旅行(日帰りを含む)に出かけることが「ある」と回答した割合は50.2%でした。夫婦で旅行を楽しむ家庭がある一方、その頻度や過ごし方は、それぞれの希望によって異なります。


「妻は退職したら喜んで一緒に出かけてくれると思っていました。今まで旅行に行けなかったのは、私の仕事が忙しかったからだと決めつけていたんです」


振り返れば、旅行の行き先を考えるときも、哲也さんが候補を挙げ、真理子さんがそれに合わせることが多かったといいます。


妻が本当はどこに行きたいのか、どのくらいの頻度で出かけたいのか、じっくり聞いたことはありませんでした。


その後、夫婦は改めて退職後の過ごし方を話し合いました。


「旅行は一緒に行きたい。でも、あなたも自分の楽しみを見つけたらどう?」


真理子さんにそう勧められた哲也さんは、以前から興味のあった写真教室に通い始めました。


最近は一人で近郊の名所を訪れ、風景写真を撮ることもあるそうです。


「最初は一人で出かけてもつまらないと思っていました。でも、意外と楽しいんですよ」


夫婦旅行については、年に2、3回を目安に、互いの予定を確認しながら計画することにしました。


「妻と一緒に過ごす時間を増やしたかったんですが、妻が大切にしている時間のことは考えていませんでした」


定年退職は、本人だけでなく家族の生活にも変化をもたらします。夫婦で過ごす時間を充実させるためにも、それぞれが望む暮らし方や大切にしたい時間について、早い段階から話し合っておくことが大切でしょう。